Derek Bailey : Ballads

Derek Bailey : Ballads Label : Tzadik – TZ 7607, Key Series Format : 1CD, Album Country : US Released : 2002 Disk : 目立ったキズや汚れなし Jacket : 二つ折り、目立ったキズや汚れなし Case : プラケース、目立ったキズや汚れなし Others : 帯、目立ったキズや汚れなし ○ #JohnZorn による"Standards"のライナーから 2002年1月、"Standards"のレコーディングなどを終え、ロンドンに戻ったデレクは "Standards"の方法を再考してもう一度レコーディングをしたい旨をジョンに電話で伝えた。翌2月1日、ロンドンの Moat Studio でスタジオ・オーナー兼マスタリング・エンジニアの #TobyHrycekRobinson をプロデューサーとして ”Ballads” をレコーディング。2002年4月リリース。 ○ #MarcRibot によるライナーから マークがデレクに電話をして尋ねたところ、デレクは”Ballads”がジョン・ゾーンのアイデアであったこと、スタンダードの演奏には適さないギターを購入したこと、大文字の「I」「M」を含む音楽の即興には興味が無い（idiom)、興味があるのは即興演奏だけ、と答えている。マークはこのアルバムを「ジャズのスタンダード曲と数分間の即興演奏を織り交ぜて1つの連続した演奏に仕上げている。スタンダード曲は美しい。即興のパラメータはフリー・インプロヴィゼーションの語彙を引用しており、ジャズで通常使用されるものよりはるかに幅広い。しかし、私はこれを、フリー・インプロヴィゼーションの既成概念とジャズのスタンダード曲の演奏方法に関する既成概念を並置した寄せ集めの作品として聴いているわけではない。」「デレク・ベイリーがジャズ曲を演奏する必要があったのか、単にその気が向いただけなのかはわからない」とし、賛辞で終えている。 ○レーベルによるとデレクのアルバム史上で最も売れたアルバムとのこと。弦やボディの鳴り、サステイン、残響を聴き手に届けるような演奏は確かに聴きやすい。ほぼ同時期に録音されながら死後にリリースされた ”Standards” との比較が興味深い。