着こなしの「染と織り」きものと帯　岩佐佳子著／日本ヴォーグ社

着こなしの「染と織り」きものと帯岩佐佳子著日本ヴォーグ社/昭和59年発行定価　7,500円21.7×26.4cm 112ページ〈著者のことば〉日本きもの指導者講師会理事長きもの着付と組紐の岩佐学院院長岩佐佳子美しいきもの姿の完成は、「内に、慈しみと感謝の心。外に、きれいな立居振舞」にあると思いますが、その出発点となるのは、「きもの、帯、その他の小物類の選び方と、組み合わせ方」になります。きもの地や、帯地の「染と織」は、長い歴史の流れを経て、美しく今に伝えられ、又、それらを受け継ぐ現代の人々の努力によって、伝統のすばらしさを守り、生かしながら、新しい用と、美への追求もなされております。私達が、きものや帯を求める時、又、装いの組み合わせを考える時は、きものや帯が、それぞれ持っている命を、美しく生かすことを先ず考えねばなりません。きもの、帯の材質、色、模様などの生い立ちを知り、慈しみと感謝の心で接したいものです。きものや帯に、自分の真心を、うつすことによって、ほんとうに自分の装いとなるのです。この本の「染と織」の知識によって、きものや帯の心を知り、それらを生かす調和美を考えて頂きたいと思います。そして、その美しさは装う人の美しさとなって、映えることでしょう。又、儀礼的な装いの場合は、相手とのかかわり合いがありますから、「しきたり、約束ごと」を知ることも大切です。すべて多様化している自由な現代ですが、相手に礼を欠くことは、慎まねばなりません。それらのために、この本をお役に立ててください。この度の執筆に当りましては、「染と織」の諸先生方はじめ、これらのお仕事に、たずさわっておられる多くの方々の御指導と御協力を仰ぎました。厚く御礼申し上げます。●主な著書（日本ヴォーグ社出版）きもの着付と帯結び本科課程きもの着付と帯結び師範科課程帯むすび120集子どもの着付結ばない帯結び［状態］発行後年数が経過していますので、表紙カバーや本文の上部に焼け感が少しありますが、本文や写真はきれいな状態を保っていると思います。#染と織り#着こなしの染と織り#きものと帯#岩佐佳子#日本ヴォーグ社